家への思い

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家

◆ いい家とは?

皆さんの考えるいい家とは、どんな家ですか?
雨風さえしのげればいいと思う方もいるでしょうし、健康と家族を守る大切な物と考えとことんこだわる方も多いでしょう。私もお客様にとってどんな家が良いのかいつも悩みます。お客様との打ち合わせも気がつけば何時間も経っていた・・・なんてこともしばしばです。完成して住んでみて、使ってみて、どう思っていただけるかいつも、ドキドキしています。

何棟も見てきた私達ですらそのたびに悩む家づくりは、建築に携わったことのないお客様にとって本当に難しいことだと思います。「大工さんにお任せ」と言ってもらえるととてもうれしいのですが、求めるものは、一人一人違います。私達は、アイディアや、アドバイスをする時間は惜しみませんが、お金を出すのはお客様です。一緒に悩みましょうといつも一緒に悩んでいただきます。

私達はプロです。お任せください。と軽々言う営業マンもいますが、その営業マンは、あなたの生活のリズムを知っていますか?なぜリフォームや建て替えを決意するに至ったのか知っていますか?健康について配慮はありましたか?10年15年後のリフォームについて話はありましたか?

私自身が思ういい家とは愛着の持てる家だと思います。自分に合った使い勝手を考えた間取りや手触りやにおいまでにこだわった家づくりをすると必ず愛着がわいてくるではないでしょうか?でも営業マンの人柄やネームバリューだけで施工会社を選んでしまうと残念ながらこうした満足感はなかなか得られないのではないでしょうか?

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◆ 素材

家の素材はとても重要なものです。木の温もりをうたいながらベニヤしか使うことを知らないハウスメーカーは問題外です。大量のベニヤや新建材を使いすぎたために24時間換気しなければならないようになってしまったのです。木を使うと何がいいの?木は温かいの?と聞かれますが、冬はやっぱり冷たいです。(笑)でも時がたち風化していく様を味わえるのは本物の木ならではと思います。使い込むほど味わいの出る革製品のように住む人とともに年齢を重ねていく家って素敵だと思いませんか?

今の新建材に慣れた人にとっては、天然の素材は新しく感じられるかも知れませんが、もともと当たり前に使われていた素材です。でもこれらの素材は、どうして当たり前では無くなってしまったのでしょう?決して悪かったわけではありません。日本の住宅が安くて速いを求めその中で利益を生むため誰にでも扱える木に似た製品が生まれてきたのではないでしょうか?では天然の素材が高いかと言うと対応年数の短いベニヤなどと比べると長く使えるため逆に安いのではないかと思います。

玄関

◆ 間取り

私が大工になったとき家は夏のことを考えて作れとよく言われました。でも最近の家を見ると細かく区切った風通しの悪い間取り、短い屋根の出などまったく逆の作り方がはやっています。エアコンのおかげで快適に過ごして居られる訳ですが言い換えれば電気が無くてはすごせない家ではないのでしょうか?防犯の面で戸を開けっ放しにできなかったり、家族の間でもプライバシーを気にすることが多いので昔の様な間取りはできないと思いますが、必要最低限の仕切りにすることが良いと思います。

私の知り合いで高気密高断熱の家に最新の装置を付けて冬でもTシャツ一枚で快適に過ごしている方がいます。でも、家にいるとのどが渇いて仕方がない、肌がカサカサになる、子供がすぐ風邪をひく、と嘆いていました。せっかく高いお金を出して建てたのに、私の低気密低断熱のエアコンの無い、冬はたっぷり服を着ないと居られない家の方が居心地がいいと言っておられました。

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